クリントン氏、優勢維持か 民主党候補が3州で指名争い
ワシントン(CNN) 米大統領選に向けた候補者指名争いは5日、カンザス、ルイジアナなど計5州で党員集会や予備選が実施され、民主党はクリントン前国務長官、共和党は実業家のトランプ氏がそれぞれリードをさらに広げる見通しだ。
民主党のレースでは、クリントン氏が優位をさらに固める見通し。後を追うサンダース上院議員は、これまで予備選より党員集会方式の方が良い結果に終わっているため、カンザス、ネブラスカ両州の党員集会に期待をかける。
クリントン氏がこれまでに獲得した代議員の数は、サンダース氏を約200人上回っている。
この日は、民主党候補者がカンザス、ルイジアナ、ネブラスカの3州で代議員計109人、共和党候補者がカンザス、ルイジアナ、ケンタッキー、メーンの4州で代議員計155人を争う。
候補者指名レースはこの後、大票田のミシガン、オハイオ、フロリダ各州などでの争いが予定されている。
共和党ではトランプ氏が1日のスーパーチューズデーで大勝を収めた後、党重鎮らが強い反発を示していることや、3日のテレビ討論会が激しい非難合戦となったことがどう影響するかが注目される。