トランプ氏、ハワイも押さえて3勝目 クルーズ氏も1勝
ワシントン(CNN) 11月の大統領選に向けた共和党の候補者指名争いは8日、各地で予備選と党員集会が行われ、CNNの予測によれば、ハワイ州の党員集会は実業家のドナルド・トランプ氏が勝利する見通しとなった。トランプ氏は同日に行われたミシシッピとミシガンでの予備選でも勝利する見込みで3勝目。アイダホ州の予備選ではテッド・クルーズ上院議員が勝利を確実にしている。
トランプ氏は3州で勝利を収め、指名獲得へ近づいた。ライバルや共和党主流派がトランプ氏の人格について攻撃をしているが、トランプ氏の勢いは衰えることがなさそうだ。
ミシガン州は開票率97%の時点で、トランプ氏の得票率は36.5%。クルーズ氏が24.9%、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事が24.3%だった。
ミシシッピ州は開票率95%で、トランプ氏が47.3%、クルーズ氏が36.3%、ケーシック氏が8.8%。
ミシガン州の予備選でケーシック氏が2位に入るか、2位に近い3位の位置につければ、選挙戦に勢いがでる可能性もある。地元オハイオ州での予備選を控えて、ケーシック氏には良き兆しといえそうだ。
マルコ・ルビオ上院議員にとっては、またもや厳しい1日となった。ルビオ氏はミシシッピとミシガンで4位に沈んでおり、選挙戦がうまくいっていないという印象をさらに強める結果となった。
民主党も同日、ミシガン、ミシシッピ両州で予備選を行い、ヒラリー・クリントン前国務長官がミシシッピで、バーニー・サンダース上院議員がミシガンで勝利を確実にしている。