動物園に有名ピューマ侵入、飼育のコアラを捕食か LA
ロサンゼルス(CNN) 米ロサンゼルスの動物園に、高さ2.7メートルのフェンスを乗り越えて野生のピューマが侵入した。飼育されていたコアラ1頭がピューマに捕食されたと見られている。動物園が10日に明らかにした。
オーストラリア生まれのメスの14歳のコアラ「キラニー」は、同動物園で飼育されている11頭のコアラの中で唯一、夜になると木から下りて地面を歩き回るのが好きだった。
侵入したのは研究チームが「P22」と名付けて追跡していた推定6歳のオスのピューマで、2日深夜から3日未明にかけ、動物園内に侵入した様子が監視カメラに映っていた。動物園によると、翌朝になってコアラのキラニーがいなくなっているのに気付いたという。
コアラの毛皮の一部は動物園の飼育舎の近くで見つかり、200~300メートルほど離れた場所でキラニーの死骸が見つかった。
動物園はこの夜に撮影されたビデオ映像と写真も公開した。園内をうろつくピューマには、2012年からP22を追跡している研究チームが装着した首輪が付いていた。