米共和党大会に「銃の持ち込み許可を」 嘆願に賛同広がる
ワシントン(CNN) 米大統領選に向け7月にオハイオ州クリーブランドで開かれる共和党の全国大会について、会場への銃火器の持ち込みを許可するよう求める署名嘆願に賛同が広がっている。
オハイオ州では銃を隠さずに携帯することを認めているものの、共和党全国大会では会場への銃の持ち込みは厳禁と規定しているという。
集まった署名は26日の時点で2万2000人を超えている。
これに対して要望書は、「支持者や代議員など全参加者の安全を守るために状況を是正して、米国憲法に違反して会場を『銃持ち込み禁止ゾーン』とする抜け穴をふさがなければならない」と主張。党の指名を争う3候補に対し、禁止規定の見直しを党全国大会に求めるよう要望した。
さらに、クリーブランドは凶悪犯罪が多く、テロが発生する恐れがあるとも指摘。共和党の3候補とも銃持ち込み禁止規定に反対していることを理由に、会場への銃の持ち込みを認めるべきだと主張している。
党大会の会場警備を巡っては不安も高まっている。現地紙の報道によると、クリーブランド市は連邦政府の補助金5000万ドル(約56億円)を大会警備のために充てる方針。
共和党の全国大会は7月18日~21日に開かれる。