ネオコン代表格、クリントン氏に投票を検討 「トランプ氏は危険」
ウォルフォウィッツ氏は「トランプ氏の外交政策を安心して受け入れる唯一の方法は、同氏の発言は本気のものではないと考えることだ」とも述べた。
「我々の安全保障は同盟国と良い関係を築くことにかかっている」としたうえで、トランプ氏は同盟国に対し軽蔑的な姿勢を示すことが多く、ロシアのウクライナ侵攻を懸念しているようには見えないと指摘。これにより、望み通りに行動できるとロシアに思わせる結果になっており「危険だ」と述べた。
ウォルフォウィッツ氏は米国のネオコン(新保守主義)や介入主義者の代表格であり、イラク戦争の「黒幕」と評されることが多い。2003年のCNNの報道によれば、同氏は01年9月11日の同時多発テロの4日後、政府当局者の中で初めてフセイン政権を打倒するようブッシュ大統領に進言した。