米ワシントン州の銃乱射事件、容疑者の男を逮捕
(CNN) 5人の死者を出した米ワシントン州の銃乱射事件で、州警察は25日、容疑者の男を殺人容疑で逮捕したと発表した。男は26日に裁判所に出廷予定。警察は動機の解明に全力を挙げている。
逮捕されたのはアルカン・セティン容疑者(20)。事件発生から24時間近くたった24日夜、同州オークハーバーの自宅近くで拘束された。警察に職務質問されても抵抗せず、落ち着いた様子だったという。同容疑者はトルコ出身で、米国の永住権を持っていた。
事件は23日夜、同州バーリントンのショッピングモールにある百貨店メイシーズの店頭で発生し、女性4人と男性1人が死亡。警察は現場から逃走した男の行方を追っていた。
州当局は現時点でテロの可能性は排除できないと述べ、引き続き動機の解明を進めている。米連邦捜査局(FBI)は逮捕前の時点で記者団に対し、テロとの関係を示す証拠はその時点では見つかっていないと話していた。
当局によれば、セティン容疑者の元恋人はメイシーズに勤務していたが、事件が起きたショッピングモールのメイシーズだったかどうかは分かっていない。これまでのところ、いずれの被害者もセティン容疑者と面識があった形跡は見つかっていないという。