激戦州、有権者の動向、そして開票後――注目すべき7つのポイント 米大統領選
ワシントン(CNN) 共和党候補のドナルド・トランプ氏は民主党候補ヒラリー・クリントン氏の「青い壁」を崩そうとしている。一方、クリントン氏は、トランプ氏への反発からラテン系有権者の投票が増えることを望んでいる。
投票日が目前に迫るなか、両候補はフロリダやペンシルベニア、ノースカロライナといった激戦州で最後の遊説を行った。両候補はまた、ミシガンやニューハンプシャーにも足を運んだ。ここ最近の選挙では両州は民主党が獲得しているが、今回の選挙戦ではひっくり返る可能性も出てきている。
大統領選の注目点や注目州を以下に挙げる
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トランプ氏が勝たねばならない州は?
トランプ氏にとって、最もあり得そうな勝利への道筋は4年前の選挙で共和党候補のミット・ロムニー氏が獲得した激戦州であるノースカロライナとアリゾナを押さえると同時に、前回はオバマ大統領が勝利したフロリダ、オハイオ、アイオワの3州を取り返すことだ。
いずれかの州で敗北を喫すると、当選に必要な選挙人総数の過半数である270人の獲得がすでに難しい状況にあるなか、さらに情勢は厳しくなるだろう。もし、トランプ氏が選挙人の多いミシガンやペンシルベニアを取り返すことができれば、ノースカロライナの勝敗についてはそれほど気にしなくてもよくなるかもしれない。ペンシルベニアやミシガンで勝利すればノースカロライナでの敗北も相殺でき、選挙人270人の獲得も見えてきそうだ。