クリントン氏、得票数ではトランプ氏上回る 米大統領選
(CNN) 米大統領選挙でより多くの選挙人を獲得して勝利を収めたのは共和党のドナルド・トランプ氏だったが、一般投票の得票数では民主党のヒラリー・クリントン候補がやや上回っていたことが明らかになった。
9日夕方の時点で、クリントン氏の得票率は47.7%だったのに対し、トランプ氏は47.5%だった。
CNNの集計(開票率92%)によれば、クリントン氏の得票数は5975万5284票で、トランプ氏は5953万5522票だった。開票数が1億2000万票近いことを思えば約22万票は僅差と言っていい。不在者投票なども加わるため、全体の数字はこの後変動する。
ただ、これまでの集計では、獲得した選挙人の数はトランプ氏が290人、クリントン氏が232人となっている。
このまま行けば、クリントン氏は2000年大統領選のアル・ゴア氏以来の、得票数では勝ったが大統領にはなれなかった候補となる。
ゴア氏以前を見ると、米大統領選で得票数では勝ったのに落選した候補はアンドルー・ジャクソン、サミュエル・ティルデン、グローバー・クリーブランドの3人の例がある。いずれも19世紀の話だ。