メキシコからの不法越境が増加基調、警備強化へ 米テキサス

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当局によって拘束された不法移民=2014年

当局によって拘束された不法移民=2014年

(CNN) 米税関・国境警備局は12日、子どもや家族などを含むメキシコからの不法越境が最近増加しているとしてテキサス州南部のリオグランデバレー地区に警戒要員ら150人を追加派遣すると発表した。

ジョンソン国土安全保障長官の声明によると、両国国境線周辺では今年10月に4万6195人を拘束。9月の3万9501人、8月の3万7048人から増加基調にある。

この結果、米国内の移民関連の拘束施設の収容者は現在約4万1000人に増えた。通常は3万1000〜3万4000で推移しているという。

派遣される追加要員はアリゾナ、カリフォルニア、テキサス各州内から動員され、移民審査センターに配置され、少なくとも2カ月間の業務支援を行う。その分、テキサス州南部の地理や情勢などに詳しい地元の要員を他の業務に回せる余地が出来ると期待されている。

テキサス州南部では2014年の夏、付き添いがない子どもや家族、子どもの不法滞在が増加していた。その多くはホンジュラス、グアテマラや他の中米諸国の出身者だった。独立的な組織「移住政策研究所」によると、単独で米国への越境を徒歩で試みる未成年者の人数は12年以降、増える一途となっている。

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