米学生、半数が「食料不安」 大学に調達支援の動き広がる

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経済的な理由から十分な食事がとれず、不安を抱える学生が増えている

経済的な理由から十分な食事がとれず、不安を抱える学生が増えている

ニューヨーク(CNNMoney) 大学キャンパス内の目立たない一画にひっそりとある食料庫。空腹を訴え、お金がなくて十分な食事が取れないという学生のため、米ニュージャージー州のモントクレア大学が今年4月に開設した。

同大が学生を対象に実施したアンケート調査では、手の届く価格で栄養ある食事を調達できない「食料不安」状態を自分または知人が経験しているという回答が半数を超えていた。

12月のある木曜日、33人の学生が食料庫を訪れ、パンやシリアル、牛乳、パスタ、缶詰め野菜といった食品や、シャンプー、石鹸などの日用品を持ち帰った。

学内に食料庫を設置する大学は増え続けている。公式統計は存在しないものの、カレッジや大学で組織するフードバンク団体CUFBAの加入校はこの2年で4倍の398校に増えた。

大学の食料庫を利用するためにはまず援助局の審査を受ける必要があるが、ケースバイケースで事情を考慮することもある。

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