オバマ氏、プーチン氏がハッキング関与とほぼ名指し 米大統領選で
ロシアやその大統領選への影響をめぐる質問が時間の大半を占めた会見で、オバマ氏はロシアをこき下ろす言葉を並べた。冷戦時代のライバルだったロシアを「より軟弱な国」「石油や天然ガス、武器の他には人々が欲しがるものを生産しない」と評した。そのうえで、ロシアが米国内の政治的分断につけ込める可能性はあると認め、「我々が自分を見失い自分たちの価値観を放棄すれば、ロシアは我々を揺さぶることが可能になる」と述べた。
オバマ氏は、民主党への嫌悪感から米国の宿敵であるロシアに味方しているとして共和党を批判。共和党が最近ロシアを称賛していることについて、「故ロナルド・レーガン元大統領は安らかに眠れないだろう」と述べた。
ただ、この件にからんでホワイトハウスとトランプ政権移行チームとの間でいさかいは起きてはいないとも言及した。