トランプ氏側近、ロシア関係者と定期連絡 大統領選中に
(CNN) 昨年の米大統領選の選挙期間中、共和党からの指名を受けていたドナルド・トランプ氏の高位のアドバイザーが、米国の情報機関に認知されているロシア人らと定期的に連絡を取っていたことが15日までに分かった。複数の情報筋がCNNに明らかにした。
事情に詳しい当局者によれば、ロシアの工作員と疑われる人物らとトランプ陣営の関係者との広範な通信の詳細については、当時のトランプ次期大統領とオバマ大統領の両者に報告が行われた。
連絡の頻度とトランプ氏に近い人物による関与が米国の情報機関や法執行機関にとって「警告」となったという。標的となっているロシア当局者や情報機関に知られているロシア人の情報を収集する際に、こうした通信が傍受された。
ロシア人と定期的に連絡を取っていたとされる高位のアドバイザーの中には、選対本部議長を務めていたポール・マナフォート氏やマイケル・フリン氏らが含まれる。
当局者によれば、選挙スタッフと外国政府の代理人が連絡を取り合うことは珍しいことではない。しかしトランプ陣営の場合は、連絡の頻度と関わった人物の地位の高さが調査員の目を引いたという。