大統領選の出馬、トランプ氏への支持は? ペンス氏が語ったCNN対話集会のポイント

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CNNの対話集会に参加したペンス氏(左)/Hilary Swift/CNN

CNNの対話集会に参加したペンス氏(左)/Hilary Swift/CNN

(CNN) ペンス前米副大統領が16日、CNNの対話集会に参加し、2024年大統領選への出馬や中間選挙で振るわなかった共和党の方向性など、司会者や聴衆からの質問に答えた。

前日にはトランプ前大統領が24年大統領選への出馬を表明。集会の数時間前には共和党が下院を制したとのCNNによる予測も出る中での集会となった。

主な回答は次の通り。

トランプ氏の立候補

ペンス氏は次期大統領選で共和党にトランプ氏より「良い候補」が現れると語った。一方、国民はトランプ政権の政策に戻ってほしいと願っているとの認識も示した。自身がトランプ氏出馬を支持するかどうかは語らなかった。

自分自身の立候補

司会者からペンス氏自身の大統領選の計画を尋ねられると「わかったら知らせよう」と答えた。「この国に新たな指導者の時代が来ていると思う。我々を最も高い理想を中心に団結させる人物だ」とも語った。

昨年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件

ペンス氏は事件を「私の公職の中で最も困難だった一日」と述べた。当日は合衆国憲法への忠誠を守ると決意したが、共に働いてきたトランプ氏の意思に背く決断は「難しかった」とも語った。「マイク・ペンスの首をつれ」と合唱する暴徒の映像が集会で流れると、そうした映像をみると悲しいとしつつ「それが私を怒らせた」と話した。

事件の調査委員会

この事件を調査する下院特別委員会については、ペンス氏に証言させる「権利がない」と述べた。委員会への出席に同意すればひどい先例を作ることになるとの認識も示した。

ただ、ペンス氏は委員会の「党派色」が面倒を起こしているとしながらも、自身の上級スタッフが委員会に協力したり証言したりすることを妨げたことはない。自身も今年8月には、委員会での証言を検討すると言及していた。

中間選挙に出馬した選挙の否定論者

ペンス氏は中間選挙に出馬した選挙の否定論者について「未来に集中する」候補者ほどふるわなかったと述べた。「両党とも選挙やその健全性に対する国民の信頼を再度確認するための取り組みを進めるだろう。だが、両党とも未来に集中する指導者を生み出す時期が来ていると思う」とも語った。

2020年大統領選の偽情報

2020年大統領選でトランプ氏が偽の情報を流すのをなぜ止められなかったのか。選挙不正に関するトランプ氏の主張がうそだとなぜ国民に明確に示せなかったのか。司会者からこうした質問を受けたペンス氏は、トランプ氏の個人弁護士ルディ・ジュリアーニなどの外部の顧問のせいだと回答。そうした人物によって選挙の健全性に疑念が呈され、またトランプ氏の聞きたいことしか同氏に伝えられない状況が生まれたとした。

トランプ氏は「耳触りのいいことを言う」顧問のグループに囲まれていたとも述べた。

ペンス氏はトランプ氏と「緊密な仕事上の関係」を築いたと述べ、同氏を大統領と呼ぶだけでなく友人だと位置付けた。内々に助言をして、(意見の食い違いがあっても公にはせずに)同氏を正しい方向に導くのに役立っていた時期もあったと思うと語った。

政治の分断

ペンス氏は、もっと他人に敬意を払う指導者を有権者は求めているとの考えを示した。「我々の課題を精力的に議論し、国民の強力な味方となり、それを優しさと敬意をもって行う指導者」が求められる時期に入っていると語った。

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