パンデミック「終息」は少数、「日常戻った」は7割 米世論調査

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
新型コロナウイルス感染症について、米国民の約7割が日常生活の大半がコロナ前に戻ったと感じていることが分かった/Drew Angerer/Getty Images

新型コロナウイルス感染症について、米国民の約7割が日常生活の大半がコロナ前に戻ったと感じていることが分かった/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が終息したと考える米国人は少数だが、日常生活については約7割がコロナ前に戻ったと感じていることが、最近の世論調査で分かった。

バイデン政権は1月末、2020年3月に出た新型コロナの非常事態宣言を5月に解除すると発表していたが、上院では先週、宣言を終結させる法案が可決され、バイデン大統領も署名の意向を示している。

米NPOカイザー・ファミリー財団が最近実施した世論調査では、宣言を5月に解除する元の計画について、自身や家族への影響はないと答えた人が59%を占め、残りは「いい影響がある」(20%)と「悪影響がある」(21%)に分かれた。

一方で米モンマス大学の世論調査によると、個人的にパンデミックは終わったと思う人は24%にとどまり、「いずれ終わる」は20%、「終わることはない」が53%に上った。昨年秋の調査でもほぼ同じ結果が出ていたことから、ずっと影響が残るという感覚は定着しつつあるとも考えられる。

同大学の調査で、通常の生活が戻ったかどうかという質問には、69%が少なくとも大半は元通りだと答え、このうち完全に戻ったという回答が34%を占めた。一部元通りになったという人は20%、全く戻っていないという人は11%だった。

回答を党派別にみると、共和党支持者は民主党支持者に比べ、生活がほぼ元通りと答えた割合は17ポイント、パンデミックが完全に終結したと答えた割合は28ポイント高かった。

公共の場でのマスク着用について、少なくとも状況によっては続けていると答えた人は48%に上ったが、ほぼ常に、あるいは常時着用している人は21%にとどまった。

「新型コロナウイルス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]