タランチュラ見て急ブレーキ、後続バイク突っ込む事故 米デスバレー

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タランチュラ。目撃した観光客が急ブレーキを踏んで、後続車両が追突する事故があった/Death Valley National Park

タランチュラ。目撃した観光客が急ブレーキを踏んで、後続車両が追突する事故があった/Death Valley National Park

(CNN) 米カリフォルニア州のデスバレー国立公園で、タランチュラを見た観光客の車が急ブレーキをかけ、後続のバイクが追突する事故があった。

デスバレー国立公園の発表によると、スイスからの観光客2人が乗ったキャンピングカーが10月28日、1匹のクモを見かけて、ひくのを避けようと急ブレーキをかけた。このため後続のバイクがキャンピングカーの後部に衝突し、バイクを運転していた人は近くの病院に運ばれた。

発表によれば、タランチュラは「無傷で立ち去った」という。

米国で最も気温が高く乾燥したデスバレーだが、タランチュラはそれほど頻繁に目撃されるわけではない。

タランチュラは地下にいることが多く、姿を現すのは繁殖の相手を探す時のみ。秋は繁殖のために地上に出てくることが最も多いという。

もしタランチュラを見かけても慌てないでほしいとデスバレー国立公園はいう。「タランチュラは動きが遅くて攻撃性はない。タランチュラにかまれるのはハチに刺されるようなもので、人が死ぬことはない」

米各地の国立公園では、人が野生生物に近寄ろうとしたことによるトラブルが相次いでいる。

今年5月にはイエローストーン国立公園で観光客がバイソンの赤ちゃんを抱き上げようとしたために、当局がやむなくこの赤ちゃんバイソンを駆除した。来園者と遭遇した後、車や人にたびたび近づき、危害を加える恐れがあると判断されたためだった。

ノースカロライナ州ブルーリッジパークウェイ国立公園は、観光客がクマの赤ちゃんに餌をやったり抱き上げようとしたりしているという目撃証言が相次いだことを受け、10月下旬に一部区間が閉鎖された。

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