バイデン氏への不満、「支持者なし」票で表明を ミシガン州民主党予備選

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ミシガン州の民主党予備選で「支持者なし」の投票を呼び掛ける人=27日、ミシガン州ディアボーン/Kevin Dietsch/Getty Images

ミシガン州の民主党予備選で「支持者なし」の投票を呼び掛ける人=27日、ミシガン州ディアボーン/Kevin Dietsch/Getty Images

(CNN) 米ミシガン州で有力な地位にあるイスラム教徒やアラブ系の米国人政治家らが、27日に行われる民主党の予備選でジョー・バイデン氏ではなく「支持者なし」を意味する票を投じるよう呼び掛けている。州内で相当数の有権者が抱える不満の声をそれらの票に反映できるという考えだ。

この運動は有権者に対し、支持者なしの票を入れて米大統領のパレスチナ自治区ガザ地区の紛争対応についてメッセージを送るよう促している。

イスラム教を信じる米国人の中からは、主要な政策変更がなければ大統領選の本選でもバイデン氏には投票しないとする声も出ている。しかしミシガン州下院議員のエイブラハム・アイヤシュ氏は、CNNの取材に答え「これは大統領への反対票ではない」と強調。人権の原則を「再確認するための票」だとの見解を示した。

その上で、米国は罪のない男女や子どもの殺戮(さつりく)に許可を出す国にはならないとし、イスラエルのネタニヤフ政権は過去4カ月にわたりそうした殺戮を行っていると指摘。「受け入れられるものではない」と非難した。

また外交政策における道義を明確にしてほしいとも要求。恒常的な停戦と人道支援の拡大、ガザの再建、米国のイスラエル支援に条件及び制限を設けることなどを呼び掛けているとした。

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