トランプ氏、ジョージア州予備選で勝利 郊外での得票に不安も

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トランプ氏の演説が行われた選挙集会=9日、米ジョージア州ローム/Chip Somodevilla/Getty Images

トランプ氏の演説が行われた選挙集会=9日、米ジョージア州ローム/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) 11月の米大統領選に向けて共和党からの指名獲得をめぐりジョージア州で予備選が行われ、CNNの予測によれば、トランプ前大統領の勝利が確実となった。開票が進むに連れて、トランプ氏にとって郊外が懸念材料となりそうな状況が見えてきた。

対立候補だったヘイリー前サウスカロライナ州知事が選挙戦から撤退しており、ジョージア州の予備選では、トランプ氏が大差をつけて勝利するとみられるものの、注目すべきはヘイリー氏が同州で依然としてかなりの票を獲得している点だ。

具体的には、ジョージア州チャタム郡でヘイリー氏が35%の票を獲得していた。ここは、ヘイリー氏の地元であるサウスカロライナ州との州境に位置する。チャタム郡にはアフリカ系が多く住むサバンナがあり、前回の選挙では民主党が勝利していた。

専門家によれば、郊外は民主党に傾いており、チャタム郡では前回の選挙でバイデン氏が19ポイント差で勝利していた。チャタム郡は今後8カ月間にわたり、トランプ氏にとって焦点のひとつとなる可能性がある。

マスコギー郡も精査が必要なもう一つの地域だ。同郡は非常に民主党寄りでバイデン氏に軍配が上がる可能性が高いものの、比較的少ない票差で勝敗が決まるジョージア州のような激戦州ではトランプ氏は票差を縮める取り組みが必要となりそうだ。

前回の大統領選では、バイデン氏は約1万2000票差で勝利していた。

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