トランプ氏の元側近ナバロ氏、議会侮辱罪で服役開始

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収監前にガソリンスタンドで30分間にわたり話したピーター・ナバロ被告/CNN

収監前にガソリンスタンドで30分間にわたり話したピーター・ナバロ被告/CNN

(CNN) トランプ前米大統領の補佐官を務め、2021年の連邦議会襲撃事件を調査する下院特別委員会での証言を拒否して議会侮辱罪の有罪判決を受けたピーター・ナバロ被告が19日、フロリダ州マイアミの刑務所に出頭し、服役を開始した。

元政権当局者が議会侮辱罪で収監されたのは初めて。

ナバロ氏は禁錮4カ月の刑を言い渡されている。刑務所に到着する前にガソリンスタンドで30分間にわたり、「憲法上の権力分立に対する未曽有の攻撃だ」と演説した。

さらに、今回と同じ法的戦術はトランプ氏に対しても使われるだろうと予告し、怒りをあらわにした。トランプ氏も現在、複数の罪で刑事訴追されている。

ナバロ氏は当初、議会の召喚を拒否した理由として、証言を求められた内容についてはトランプ氏が大統領特権を発動していると主張したが、22年6月に議会侮辱罪2件で起訴され、昨年9月に有罪判決を受けた。

出頭日を前に連邦最高裁の介入を求めたものの、ロバーツ長官は18日にこれを退けた。

ナバロ氏は連邦法上の早期釈放制度に基づき、90日間収監される見通し。

収監準備を担当したコンサルタントによると、本人は高齢男性向けのエアコン付き居室を希望した。ここでは80人が二段ベッドで眠り、プライバシーはないが、テレビのニュースを見たり、メールや電話で外部と連絡を取ったりすることはできる。

刑務所の建物は比較的古く、動物園の隣にあるため、毎朝ライオンのほえる声が聞こえるという。

トランプ氏の側近では、バノン元大統領首席戦略官も同様に議会侮辱罪2件で禁錮4カ月を言い渡され、現在上訴している。

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