米下院民主党、議長解任に「反対」表明

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予算案の通過後、記者団の取材に答えるジョンソン下院議長=4月20日、首都ワシントン/Nathan Howard/Getty Images via CNN Newsource

予算案の通過後、記者団の取材に答えるジョンソン下院議長=4月20日、首都ワシントン/Nathan Howard/Getty Images via CNN Newsource

(CNN) 米下院の民主党は4月30日、下院与党である共和党のジョンソン下院議長を解任しようとする共和党強硬派の議員の動きに反対する考えを表明した。

下院は3月22日に2024会計年度予算案を可決したが、その際、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン議員は、予算案に共和党の意向が十分反映されていないなどとして、ジョンソン氏の解任動議を提出した。

この動議については、採決など具体的な動きはない。

下院民主党の指導部は4月30日に出した声明で、グリーン氏のジョンソン氏を解任する動きは「成功しないだろう」との見方を示し、反対する姿勢を明確に示した。

グリーン氏はこれを受けて、解任動議を採決にかけて各議員の賛否を記録に残して国民が確認できるようにすることは意義がある、などとX(旧ツイッター)に投稿。「単一政党」という言葉を用いて、解任に反対する民主党と、共和党の議員らを批判した。

下院民主党が声明を出した直後、ジョンソン氏は記者会見で、職務を続けるには民主党の協力が必要としながらも、解任を免れるために民主党に助けを求めてはいないと述べた。同氏は「誰にも助けを求めていない」「今、必要なのは議会が機能することだ」とも語った。

民主党が声明を発表する前、共和党の一部の下院議員はCNNに、解任の動きについて「終わった」「誰も口にしていない」などと語っていた。

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