ノルウェー連続テロで独立調査委が報告書、警察の対応を批判

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KYLE MEYR提供

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(CNN) 77人が死亡した昨年7月のノルウェーの連続テロ事件で、同国の独立調査委員会は13日、報告書を発表した。独立調査委は、危機回避に向けて出来ることがあったとして、警察や治安当局の対応を批判した。

事件は、まず、犯人が首都オスロの政府庁舎を狙って爆弾を仕掛け8人を殺害。その後、オスロ郊外のウトヤ島での銃乱射によって69人が死亡している。

報告書は、警察がより迅速な対応も可能だったと指摘。早い段階で犯人を止められた可能性もあったと結論付けている。

事件後、警察はウトヤ島への移動に際して、ボートではなくヘリコプターを利用すべきだったとして批判を浴びた。報告書によれば、当局は人員不足でヘリコプターの利用については「制限」があったという。しかし、報告書は、指導力と情報伝達の不備がリソースの欠如よりも重大だったとしている。

ノルウェーのストルテンベルグ首相は報告書発表後の記者会見で、こういった備えに対する最終的な責任は自分にあると責任の重さを認めた。ただし、辞任することはないと言明した。

テロを起こしたアンネシュ・ブレイビク被告は殺害を認めているものの、犯行はノルウェーを多文化主義から守るために必要だったとしている。

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