アンゴラから中国人容疑者37人を送還 売春強制などの疑い
(CNN) 中国国営新華社通信によると、アフリカ南西部のアンゴラから27日までに、誘拐や人身売買、売春の強制などに関与したとして、中国人容疑者37人が送還された。
容疑者らを乗せたチャーター便は、同国の首都ルアンダから飛び立った。同じ便で、救出された中国人の被害者14人も移送されたという。
中国の警察によると、容疑者らは女性らに仕事を紹介すると持ち掛けてアンゴラへ誘い込み、売春行為を強制した疑い。
中国当局はアンゴラ側と協力し、中国系犯罪組織12組を解体したとしている。アフリカでの中国人摘発としては最大規模になったという。
天然資源の豊かなアンゴラは、中国の主要な貿易相手国のひとつ。アフリカでは近年、資源や貿易機会、政治的連携などの利点を求める中国やインドの進出が目立ち、欧米諸国が警戒感を強めている。