フィリピン東方沖でM7.6の地震、少なくとも1人死亡
マニラ(CNN) フィリピン東方沖で31日夕方、マグニチュード(M)7.6の地震が発生し、少なくとも1人が死亡した。
この地震の数時間後の翌1日朝にも、M5.7の地震が同地域で観測された。
米地質調査所(USGS)によると、震源はフィリピンの東サマール州ギワンの南東約105キロで、震源の深さは約32キロだという。USGSは当初、マグニチュード(M)7.9と発表したが、その後修正した。
フィリピンの国家災害リスク軽減管理評議会(NDRRMC)によると、北スリガオ州で16センチ~45センチの津波が観測されたほか、ダバオやレガスピでも約2.5センチの津波が観測されたという。津波による被害はないが、地震で地滑りが発生し、1人が死亡、1人が負傷したとしている。
ハワイにある太平洋津波警報センターは太平洋の広い範囲に津波警報を発令したが、すぐに解除した。フィリピンも1日早朝に避難勧告を解除した。
フィリピン政府によると、東・北サマール、レイテ、南レイテ、北・南スリガオの6州で道路に小規模の被害が出たほか、橋や家屋にも被害が出ているという。