アフガン東部で葬儀を狙った自爆テロ　２５人死亡

（ＣＮＮ） アフガニスタン東部ナンガルハル州の警察責任者によると、同州で４日、地元長老の葬儀を狙ったとみられる自爆テロが発生し、２５人が死亡した。

地元当局者らによると負傷者は５０人。この中には地区トップの人物も含まれていた。カルザイ大統領は攻撃を非難する声明を発表した。

犯人は不明だが、同国では最近、市民を標的としたテロが相次いでいる。国連の報告によると、今年上半期の発生件数は昨年に比べ減少したものの、依然として多数の犠牲者が出た。市民に対する攻撃の約８割は、タリバーンなど反政府武装勢力の犯行とみられる。

ナンガルハル州では、国際治安支援部隊（ＩＳＡＦ）が武装勢力の掃討作戦を続けてきた。４日にはタリバーンの爆弾専門家とみられる人物ら数人を拘束し、銃や軍服、爆発物を押収していた。また先週実施した別の作戦では、５月に南部ヘルマンド州でＩＳＡＦ隊員２人が殺害された事件の容疑者として、タリバーンのメンバー１人を拘束した。同容疑者は警官の地位を利用して犯行を実行し、拘束前にはさらに国軍への入隊も試みていたという。