テロ容疑者の拠点から爆弾製造の材料、警察の捜索で発見 パリ

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パリ(CNN) フランス・パリの司法当局は10日、テロ集団とみられる組織関係者の拠点を家宅捜索した結果、爆弾の製造に使われる材料や器具などの一式が見つかったと発表した。

警察は、9月にユダヤ系のスーパーマーケットに手りゅう弾が投げ込まれた事件に関連してイスラム過激派集団に対する捜査を進めており、6日に各地で容疑者を一斉摘発。さらにパリ郊外のトルシーで9日から10日にかけて複数カ所の捜索を行い、自家製爆弾の製造に使われる硝酸カリウムや硫黄、圧力鍋などのほか、散弾銃や短銃を発見した。捜索を受けたのは同一人物が使用していた建物だという。

この事件ではこれまでに12人がテロや爆弾製造に関与した容疑などで逮捕され、検察は10日、12人の勾留期間を24時間延長すると発表した。

同国では通常、警察が拘束した容疑者は96時間以内に訴追するか、釈放しなければならないと定めている。しかし、拠点の捜索結果や、スーパーに手りゅう弾を投げ込んだ実行犯とみられる2人がまだ逃走していることを考慮して、特例に基づき24時間の勾留延長を決めた。

警察はほかにもテロ組織「アラビア半島のアルカイダ」の刊行物や、銃弾、コンピューター機器などを押収している。

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