イスラエルがガザを空爆、4人死亡 パレスチナ側からも攻撃
(CNN) イスラエル空軍が23日から24日にかけてパレスチナ自治区ガザを空爆し、パレスチナ人4人が死亡した。イスラエル南部にはガザ地区から発射されたロケット弾が相次ぎ着弾し、両者の応酬が激しさを増している。
イスラエル軍は23日夜、同国を砲撃しようとしていたガザ北部のロケット弾発射施設を空爆したと発表。この空爆で、イスラム原理主義組織ハマス軍事部門の2人が死亡、2人が負傷した。
しかしロケット弾の砲撃は止まず、イスラエルは24日午前の時点で、8時間の間に65発以上のロケット弾がガザから撃ち込まれたと述べていた。ガザの当局者によれば、24日午前に再びガザがイスラエルの空爆を受け、2人が死亡、9人が重傷を負ったという。
一方、パレスチナからのロケット弾により、イスラエルにいたタイ人の作業員3人が負傷したと病院関係者は話している。
イスラエルとパレスチナは頻繁に攻撃の応酬を交わしているが、過去2日間で双方の攻撃が激化したもよう。イスラエルのネタニヤフ首相は24日、「この状況が続いた場合、さらに広範かつ踏み込んだ行動に出る用意がある」と警告した。
バラク国防相はロケット弾が被弾した地区を訪れ、「ハマスはこの事件の罰を受けるだろう」と話す一方で、「イスラエルは忍耐と冷静さを失わずに行動する」と語った。