薄熙来氏の全人代代表資格取り消し 中国
(CNN) 中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は、重慶市トップを解任された薄熙来(ポーシーライ)氏の全人代代表の資格取り消しを発表した。国営新華社通信が26日に伝えた。これで薄氏は最後まで残っていた公職を失ったことになり、刑事訴追の条件が整った。
中国では第18回共産党大会が11月に開幕し、10年ぶりに交代する新指導部の顔触れが明らかになる。
これに先立ち薄氏は9月に共産党の党籍を剥奪されていた。
薄氏はかつて、中国共産党の最高指導部である政治局常務委員の有力候補と見られていたが、英国人実業家が殺害された事件に関連して「重大な過ちを犯した」として4月に重慶市のトップを解任され、失脚。収賄や職権乱用、女性との不適切な交際などが報じられていた。