裁判所内で被告が発砲、4人死傷 フィリピン・セブ市
(CNN) フィリピン当局によると、中部セブ市の裁判所内で22日午前、刑事事件の被告が発砲し、2人が死亡、被告自身を含む2人が負傷した。
フィリピン最高裁の発表によると、被告はカナダ国籍で、撃たれたのは被告を告訴した医師と、医師の弁護士とみられる。最高裁は関係者の名前などを確認中だとしたうえで、現地に捜査要員を派遣する方針を示した。
現場の裁判所では、同日予定されていた公判がすべて中止された。
フィリピンでは銃撃事件が相次いでいることから、銃規制の強化を求める声が高まっている。昨年の大みそかには7歳の少女が祝砲を頭部に受けて死亡。年明けの今月4日には首都マニラ近郊で男が複数の民家を襲って銃を乱射し、少なくとも9人が死亡した。