フランス大統領がマリ訪問へ 紛争勃発後初
(CNN) アフリカ西部のマリ紛争に軍事介入したフランスの大統領府は1日、オランド大統領が2日、マリを訪問するとの声明を発表した。仏大統領が紛争勃発後にマリを現地視察するのは初めて。
ファビウス外相とルドリアン国防相も同行する。詳しい滞在日程は明らかでないが、主要都市の他、北部の世界遺産都市トンブクトゥも訪れる。
仏軍は、イスラム過激派武装勢力が今年1月10日、中部の要衝コンナ市を押さえ、首都バマコへの進軍の構えも示したことから軍事介入に踏み切った。空爆から地上軍投入と戦線を拡大した仏軍は攻勢に転じ、トンブクトゥやガオ市を最近制圧、武装勢力の最後の拠点都市であるキダル市の空港攻略も発表していた。
オランド大統領は28日、マリで勝利を収めつつあると宣言していた。
一方、マリのトラオレ暫定大統領は最近、武装勢力の劣勢を受け、今年7月末までに選挙を実施するとの考えを明らかにした。