メキシコで鳥インフルエンザ、ニワトリ120万羽超を処分
(CNN) メキシコ農務省は28日までに、鳥インフルエンザに感染したニワトリ100万羽あまりを処分したことを明らかにした。
農務省によると、中部グアナファト州にある18の農場で鳥インフルエンザウイルスが検出された。ウイルスはH7N3型で、農務省は「このウイルスは鳥類にしか感染せず、公衆衛生上の危険はない」と説明している。
処分されたニワトリの数については当局間で食い違いがある。農務相は25日の時点で210万羽あまりを処分したと発表。一方、国営メキシコ通信は26日、州当局者の話として約120万羽が処分されたと伝えた。
インフルエンザは2月に入って流行し、これまでに190万羽にワクチンを投与した。今後もワクチン投与を続ける計画だという。
インフルエンザの影響で食糧価格の高騰を懸念する声も出ているが、処分されたニワトリは全体から見ればごく一部にすぎないと当局は説明、鶏卵や鶏肉の価格高騰の要因にはならないとの見方を示している。