タリバーンに銃撃されたパキスタン少女、英国で念願の登校

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CNNの取材に答えるマララさん=2011年

CNNの取材に答えるマララさん=2011年

(CNN) パキスタンで女性が教育を受ける権利を主張してイスラム武装勢力タリバーンに銃撃され、一時重体となったマララ・ユスフザイさん(15)が、滞在先の英国で順調に回復し、高校へ通い始めた。

マララさんが学校に行くのは、昨年10月に銃撃を受けてから初めて。初登校した19日、「学校に戻るという夢がかなってうれしい。世界中の女の子たちが教育の機会を得られるよう願っています」「パキスタンのクラスメートが懐かしいけれど、こちらで新しい先生や友だちと出会うのも楽しみです」と談話を発表した。

マララさんはタリバーン拠点のパキスタン北西部スワート渓谷に住んでいた。2009年、英BBCテレビのブログサイトでタリバーンにおびえる日々をつづって一躍有名になった。11年にはCNNとのインタビューで、「私には教育を受ける権利がある。遊ぶ権利、歌う権利、話す権利、買い物に行く権利、意見を口に出す権利がある」と訴えた。

銃撃を受けたのは、学校から帰るバスに乗っている時だった。覆面の男たちがバスを止め、マララさんを名指しして頭部と首を撃った。英バーミンガムの病院で頭蓋骨(ずがいこつ)修復、人口内耳の埋め込みなど何度も手術を受け、2月に退院した。現在はバーミンガム市内に家族と暮らし、自宅でリハビリを続けながら外来治療を続けている。

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