リビアのフランス大使館前で爆発、警備要員2人と少女が負傷
トリポリ(CNN) リビアの首都トリポリのフランス大使館前で23日早朝、自動車爆弾が爆発し、当局者らによるとフランス人警備担当者2人と近くの家にいた少女(13)が負傷した。
現場周辺は高級住宅街。強力な爆発で大使館正面の壁が吹き飛ばされ、近隣の建物の窓ガラスが割れた。
リビアのバラアシ副首相は、負傷した少女が治療のため、隣国チュニジアへ運ばれると述べた。同副首相によると、仏大使は今後もトリポリにとどまる意向を示している。
仏外務省は犯行を「凶悪な行為」と非難し、リビア当局と仏政府が協力して犯人特定に全力を挙げるとする声明を出した。
同国では昨年9月、ベンガジの米領事館が襲撃を受け、当時の駐リビア大使ら米国人4人が死亡した。