列車脱線し搭載の有毒物質が漏出、18人死傷 ベルギー
(CNN) ベルギー北西部で4日、貨物列車が脱線して爆発、炎上し、搭載していた有毒の化学物質が漏出するなどして1人が死亡、17人が負傷した。現場の地方行政当局者や鉄道運営の国営企業インフラベルが明らかにした。
脱線はヘント市に近いスヘレベル町とベテレ町の間で発生。事故原因は伝えられていない。
列車は同国の貨物会社SNCBロギスティックスが運行していたもので、化学物質「アクリロニトリル」が拡散して、現場近くの住民約350人が避難を強いられた。一部貨車がアクリロニトリルを積んでいた。
米環境保護局(EPA)によると、アクリロニトリルに触れると粘膜の炎症や頭痛、目まい、吐き気などの症状をもたらす。