ロンドン路上で男性刺殺、英兵狙ったテロか
ロンドン(CNN) 英ロンドン南東部の路上で22日午後、兵士とみられる男性が車にひかれ、2人の男に刃物で襲われて殺害される事件が起きた。容疑者は駆けつけた警官隊に銃撃されて負傷。警察はテロ事件とみて動機などを調べている。
ロンドン警視庁によると、現地時間の午後2時20分ごろに通報があり、武装した警官隊がロンドン南東部ウーリッジの現場に急行。男2人が襲いかかってきたため、警官隊が銃撃した。
2人はロンドン市内の別々の病院に搬送され、手当てを受けているという。警察は2人を逮捕して、犯行の動機などについて調べている。
現場を目撃したという男性は地元ラジオ局の取材に対し、2人の男が地面に倒れた被害者の前に立ち、包丁で切りつけるのを見たと証言した。
犯行後、この2人は現場を通りかかった人たちに対し、自分たちの姿を撮影するよう要求。このうち1人は血まみれの包丁を片手に持ち、「アラーにかけて誓う。お前たちが手を引くまで我々は戦いをやめない」「この男を殺した唯一の理由は、イスラム教徒が日々死んでいるからだ」「目には目を、歯には歯を」などと話した。
犯行を目撃した女性には謝罪したうえで、「だが我々の地では、女性が同じ光景を見せられている」「軍の撤退を要求しろ。我々がみな、平和に暮らせるように」と話しかけたという。