シリア首都中心部で自爆テロ 14人死亡、31人負傷
(CNN) シリアの首都ダマスカス中心部で11日、自爆テロが相次ぎ、少なくとも14人が死亡、31人が負傷した。国営テレビが伝えた。
警察関係者によると、爆発は警察署の近くで起きたという。
一方、国営シリア・アラブ通信(SANA)は「2人の自爆テロ犯」が自爆したと伝え、負傷者は33人としている。
現時点で犯行声明などは出されていない。
ダマスカス近郊では反体制派と政府軍の衝突が続いている。反体制派は、首都制圧をかけた戦闘で自分たちが優勢になるたびに、政府軍がジェット戦闘機やミサイルを使った攻撃を激化させると話している。
国連は、民間人殺害の責任は双方にあると非難していた。
反体制派のシリア地域調整委員会によると、11日はシリア全土で少なくとも105人が死亡した。このうちダマスカスと周辺での死者が56人を占めるという。