ヨハネ・パウロ2世、「聖人」に 2つ目の奇跡認定
ローマ(CNN) 故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が聖人に列せられる見通しとなった。ローマ法王庁の関係者が2日、CNNに明らかにした。
この関係者によると、聖人候補について審査する委員会は2日の投票で、ヨハネ・パウロ2世が起こした2つ目の奇跡を認定したという。奇跡の内容は公表されていない。今後はフランシスコ法王の承認を経て正式に決定される。
ヨハネ・パウロ2世は1978年にローマ法王となり、2005年に死去した。その6年後には異例の早さで「福者」となった。
福者の要件となる1つ目の奇跡は、前ローマ法王ベネディクト16世が2010年に認定したもので、ヨハネ・パウロ2世はフランスの修道女のパーキンソン病を治したとされる。
福者から聖人に列せられるためには、カトリック教会が2つ目の奇跡を認定する必要があった。