サッカー試合で審判が選手を刺殺、怒った観衆が審判殺害 ブラジル
(CNN) ブラジル北部マラニョン州の村で先週、サッカーの試合中に審判が選手を刺殺し、怒った観衆がその審判を殺害する事件があった。
州警察の調べによると、審判のオタビオ・ダシルバ容疑者(20)は試合中、選手のジョセニール・アブレウさん(30)に退場処分を示すレッドカードを提示した。アブレウさんがこれに反発して口論となり、同容疑者がナイフを取り出して選手の胸を刺した。
CNN系列局が伝えたところによると、アブレウさんは病院へ運ばれたが、その間にアブレウさんの家族がファンらとともに同容疑者を縛り上げて暴行を加えた。
アブレウさんが病院に到着する前に息を引き取ったとの知らせが入ると、暴行はさらにエスカレート。ダシルバ容疑者は観衆からの投石で死亡した。観衆はさらに同容疑者の遺体を切断したという。警察は携帯電話で撮影された現場の映像から、同容疑殺害の実行犯を特定した。