北朝鮮が長距離ミサイル発射場の建設中止か 米分析サイト

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昨年12月のロケット打ち上げの様子。東海衛星発射場の建設を中止したとの分析が

昨年12月のロケット打ち上げの様子。東海衛星発射場の建設を中止したとの分析が

ワシントン(CNN) 米ジョンズ・ホプキンズ大学の専門家が運営する北朝鮮情報サイト「38ノース」は24日までに、北朝鮮が長距離ミサイル発射場の建設作業を中止したようだとの見方を示した。

同サイトによると、衛星画像を解析した結果、「東海衛星発射場」の建設作業が8カ月前からストップしているらしいことが分かったという。

発射場に物資を運ぶための周辺の道路もまだ未完成で、新しい組み立て施設の敷地には雑草が生えているという。この画像は5月26日に撮影された。

建設中止の理由は不明だが、同サイトを運営するジョエル・ウィット氏は、「北朝鮮に長距離ミサイルの開発を中止するつもりがないのは明らか。何が起きているのかについては分からないというのが実際だ」と話す。

理由については、2012年の豪雨と台風被害からの復旧のために作業員を振り向けた可能性や、金正恩(キムジョンウン)政権が2つ目の長距離ロケット試験施設は不要と判断した可能性も考えられる。

ウィット氏は「この夏を過ぎても何も起こらなければ、再開される見通しは薄いと結論付けられるかもしれないが、結論を出すのはまだ時期尚早だ」としている。

東海発射場は2011年から建設が始まった。昨年12月に北朝鮮が打ち上げた長距離ロケットは、別の場所にある「西海衛星発射場」から打ち上げられている。

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