「犬や猫も食用に」、イスラム指導者が認める シリア
声明を読み上げる男性は、飢えのために死んでいくシリアの子どもたちのことを考えてほしいと訴え、さらに「彼らは私たちが生き延びるために、死んでいった殉教者や愛する者たちの肉を食べなければならなくなるところまで追い詰めたいのか」と問いかけている。
イスラム教は現在、宗教行事、犠牲祭(イード)の期間にあり、シリアでも内戦前はこの行事を楽しむのが習わしだった。同国北部イドリブ県の避難所で暮らす住民は、「イードは素晴らしい祝日だった。しかし今では自分の子どもにズボンや靴、パンの1つも買ってやることができなくなった」「私たちは絶望の中で生きている」と話した。