メキシコの麻薬組織、米国に抜ける地下トンネル
米サンディエゴ(CNN) 米カリフォルニア州の検察当局は2日までに、同州サンディエゴと国境越しに向き合うメキシコ・ティフアナの間を結ぶ地下トンネルを摘発、3人を拘束、マリフアナ8トン以上とコカイン約147キロを押収したと発表した。
深さ11メートルの地下に掘られたトンネルはジグザグ状に走り、長さはアメリカンフットボール競技場の6個分に相当。米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の公式サイトによると、競技場の長さは360フィート(約110メートル)となっている。
トンネル内の高さは約1メートル20センチ、幅は約91センチ。照明、換気装置やレールを使った電気仕掛けの輸送装置も備え、検察当局は「スーパー・トンネル」と評している。
メキシコで最大級の麻薬密輸組織「シナロア・カルテル」が掘ったものと断定した。トンネルはティフアナの倉庫とサンディエゴの工業団地内にある倉庫の間を結んでいた。
トンネルは、米税関・国境警備局、米移民局や米麻薬取締局の合同捜査班が発見していた。
米、メキシコ国境間では、麻薬密輸や不法移民用とされる地下トンネルがここ数年、たびたび見つかっている。
今回押収したマリフアナやコカインの末端価格は推定で約1200万ドル(約11億8800万円)相当。