フィリピン死者2300人超、救援物資届かず絶望感募る

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現地で救援活動を行う米軍当局者に聞く

フィリピン・セブ(CNN) 台風30号(ハイエン)で壊滅的な被害が出たフィリピンは、台風直撃から5日たった13日もインフラの破壊や治安の悪化に阻まれて被災地に救援物資が行き渡らず、事態は一層深刻化している。

教会に避難している被災者は、「私たちには家もなく、食べる物もない。今助けが必要だ」と涙ながらに訴えた。

フィリピン政府によると、14日朝までに確認された死者は2357人に上り、負傷者は3853人、行方不明者は74人となった。しかし依然として至る所で遺体ががれきの下敷きになったり、路上に放置されたままになっている状況だ。住宅は少なくとも8万棟が破壊され、家を失った人は58万2000人を超えている。

各国からの救援物資は航空機や船で続々と到着している。しかしその大半は空港に積み上げられたままの状態で、最も大きな被害が出ている地域にはほとんど届いていない様子だ。

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