小笠原に新たな島誕生、海底火山の噴火で
(CNN) 日本の気象庁などは23日までに、小笠原諸島の西之島近くで海底火山の噴火により新たな島が出現したと発表した。この島の長さは約200メートルで、幅は約50メートル。
噴火活動の開始は今月20日ごろ。ビデオ映像によると、島からは白煙があがり、時々は黒い噴煙が起きている。
火山活動が止まれば、島が海中に没する可能性もあるが、活動が続いた場合、島がさらに大きくなり領海が広がる事態も考えられる。米ハワイ大学の海底火山問題の学者は島の将来については波の浸食の程度に大きく左右されるとの見方を示した。
気象庁は新たな島の周辺海域を通る船舶などに注意を呼び掛けた。
海底火山の活動に伴う新たな島の出現は2009年、南太平洋の島国トンガ近くでも発生。またアイスランド沖では1963年、スルツェイ島が新たに生まれていた。