直接和平交渉が5日から開始へ、内戦危機の南スーダン情勢
南スーダン・ジュバ(CNN) 政権軍と反乱軍の戦闘が続くアフリカ中部、南スーダン情勢で、双方の当事者が参加する本格的な直接和平交渉が5日午前、隣国エチオピアの首都アディスアベバで始まる見通しとなった。
和平交渉を仲介する東アフリカ諸国の地域機構「政府間開発機構」(IGAD)のマーリム事務局長が4日、CNNの電話取材で明らかにした。
ただ、南スーダンのキール大統領と反乱軍率いるマシャル前副大統領は交渉に参加しない見通し。同事務局長は、両派の代表団責任者が2人と交渉の進展などについて連絡を取っていると指摘。大統領と前副大統領の交渉への同席が必要な事態になったら、IGADが要請すると述べた。
アディスアベバでの交渉には、大統領と前副大統領両派の代表団責任者、マーリム事務局長、エチオピアとケニアの両国外相が参加。