マレーシア不明機はインド洋に墜落、ナジブ首相が発表
マレーシア・クアラルンプール(CNN) マレーシアのナジブ首相は24日、消息を絶ったマレーシア航空の旅客機はインド洋南部に墜落したとの結論に至ったと発表した。現場の海域で行われている捜索は、25日は悪天候のため中止になり、天候が回復すれば26日に再開する。
ナジブ首相によると、同機から人工衛星に送信され続けていた信号のデータを英国の衛星企業インマルサットと英航空事故調査機関が解析した結果、インド洋南部で信号が途絶えていたことが分かった。現場の海域は「着陸可能などの地点からも遠く離れている」という。
これに先立ちマレーシア航空は、「MH370型機は失われ、生存者はいないと判断するほかありません」とするメールを搭乗者の家族らに送信していた。残骸が見つかれば、家族のためにオーストラリア行きの便を手配するとしている。
北京のホテルで待機している乗客の家族らは、同航空関係者から「全員絶望」と説明されたと語った。