アフガンで大規模な地滑り、350人死亡か 救助難航
(CNN) アフガニスタン北東部バダクシャン州アルゴ地区で2日、大規模な地滑りが発生し、国連アフガニスタン支援ミッションによれば、少なくとも350人が死亡した。現場では救助活動が続けられており、死者数が増える可能性もある。
地元知事によると、地滑りは2日正午ごろ、アルゴ地区の300棟ほどの家屋がある地域で発生したという。知事は、部族の長老や地区議会議員からの話として、当時現場で結婚式が行われていたと付け加えた。
同知事は、結婚式の出席者や、助けに行って地滑りに巻き込まれた人など、推定2700人が死亡したと語った。
国連アフガニスタン支援ミッションの広報担当、アリ・ガイタニス氏はその後、死者は350人と発表した。ただガイタニス氏によれば、犠牲者の捜索が続いており、死者数は今後増える可能性がある。同氏によると、被害に遭った村には約700世帯が暮らしており、120棟の家屋が破壊されたという。
捜索・救助隊は2日中に現場に到着したが、地元知事によると、深さ25~30メートルのがれきが地面を覆っており、救助活動は難航しているという。
オバマ米大統領は2日の記者会見で、「米国は今回の災害に対応しているアフガニスタンの人々を支援する用意がある」と語った。