インド洋南部のさらに南方を新たに捜索、マレーシア機不明
(CNN) マレーシア航空370便が消息を絶っている問題で、オーストラリアのトラス副首相は27日、インド洋南部の捜索範囲をさらに南方の海域に移し、機体残骸などの発見に努めるとの方針を明らかにした。
新たな捜索海域の選択については、専門家が参考材料となるあらゆるデータを分析して決めたとしている。
副首相はまた、同便はインド洋南部の上空へ進入した際、自動操縦だった可能性が極めて大きいと述べた。この飛行方式への切り替えと、消息不明となる事態との因果関係についてはわかっていない。
機体の捜索では、オーストラリアの運輸安全局などが主導している。
乗客乗員239人が搭乗した同機は今年3月8日、マレーシアのクアラルンプールから北京へ飛行中、東南アジア上空で突じょ交信を絶っていた。海中や上空からの視認などの機体捜索活動はインド洋南部を中心に実施されてきたが、残骸などは一切見つかっていない。これまで捜索した海域は約6万平方キロの範囲にわたっている。