テロリストか英雄か サラエボ事件100年で暗殺者の銅像

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CNN) 第1次世界大戦の発端となった「サラエボ事件」の発生から100年を迎えたボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボに、事件を引き起こしたガブリロ・プリンツィプの等身大の銅像が建設された。

当時19歳だったプリンツィプは1914年6月28日、オーストリア・ハンガリー帝国の皇位継承者だったフェルディナント大公夫妻を暗殺した。

27日に行われたプリンツィプの銅像の序幕式では、当局者から拍手が巻き起こり、プリンツィプのTシャツを着た見物人などが銅像を一目見ようと集まった。式典に出席したボスニアの俳優は、銅像の前で模造銃を高く掲げて見せた。

ボスニア・ヘルツェゴビナ国内には、プリンツィプをテロリストとみなす意見と、英雄とみなす意見が存在する。

この暗殺事件が引き金となって、オーストリア・ハンガリー帝国およびドイツと、対立していた英仏ロシアなどの連合の間で戦争が勃発し、数百万人が犠牲になった。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]