リベリアが国境封鎖、エボラ感染拡大阻止へ全力
衛生当局は国境を越えた感染の拡大を懸念している。25日にはリベリア人の男性がナイジェリアのラゴスでエボラ出血熱のため死亡した。
この男性はガーナを経てトーゴで便を乗り継ぎ、20日にラゴスの空港に到着していた。衛生当局はこの男性と接触した可能性のある乗客を突き止める作業を進めている。しかし航空会社がこの3便の全乗客リスト提供に応じていないことから、作業は難航しているという。
米疾病対策センター(CDC)によると、同じ便に乗り合わせたとしても、発症している感染者の体液に接触しない限りはウイルスに感染する可能性は低いという。
ナイジェリアの航空大手アリクエアは28日、リベリアの首都モンロビアなどに乗り入れる便の運航を中止した。