イスラエル、「拉致」兵士は死亡と発表 ハマスとの戦闘続く
ガザ市(CNN) イスラエル軍は3日、パレスチナ自治区ガザ南部の都市ラファでイスラム組織ハマスが拉致したとされる兵士(23)は死亡したと発表した。
イスラエル軍とハマスの間では1日にいったん停戦が発効。しかしイスラエル軍は、直後にハマスがラファで同軍兵士2人を殺害、1人を拉致したとして、ガザへの砲撃を再開していた。
この兵士が拉致された後で死亡したのか、ほかの2人とともに現場で殺害されていたのかは明らかでない。
ハマス側は当初、兵士の拉致を否定し、消息を把握していないと主張した。続いてハマスの軍事部門カッサム隊が、「ラファの部隊と連絡が取れなくなった」と発表。同部隊はイスラエル軍の空爆により殺害されたと断定したうえで、「イスラエル軍兵士が捕らえられていたとすれば」その兵士も死亡した、との見方を示した。
イスラエルとハマスは互いに、停戦崩壊の原因は相手にあると主張している。
ハマスは、イスラエルが停戦発効後も、ガザからイスラエル領内に通じる地下トンネルの破壊作戦という名の下で住宅数十棟を破壊していたと非難する。