フランス内閣が総辞職、経済相発言での混乱収拾へ
(CNN) フランスで経済相の発言を巡って政府内に混乱が広がり、25日に内閣が総辞職した。
内閣改造はオランド大統領がバルス首相に指示した。首相府のツイッターに掲載された声明によると、新内閣の顔ぶれは26日に発表される。
地元メディアの報道によれば、同国経済が伸び悩み、失業率が高止まりする中で、モントブール経済相が経済政策の大幅な見直しの必要性を訴え、政府内の混乱が深まった。
オランド大統領は談話の中で、新内閣について「我が国のために大統領自らが定めた道筋に沿っていなければならない」と強調した。
オランド大統領はサルコジ氏の後任として2012年に就任したが、最近の世論調査で支持率は同国史上最低のレベルに低下。今年3月に就任したバルス首相の支持率も落ち込んでいる。