フランス軍、ISIS拠点を初めて空爆 イラク北東部
(CNN) フランスのオランド大統領は21日までに、仏軍機がイラクにあるイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点を初めて空爆したとの声明を発表した。
標的はイラク北東部にあるISISの兵器や装備品などの保管施設で、複数のラファール戦闘機の攻撃で19日朝に完全に破壊したとしている。
声明は、新たな空爆を今後数日間内に実行するとも述べた。
オランド大統領は18日、イラクで今週偵察飛行を終了したことを明かし、標的が決まれば短時間で行動を起こすと記者団に強調していた。空爆に伴い空軍基地を提供した中東アラブ首長国連邦(UAE)に謝意も示した。
その上で、イラク情勢への関与については空軍支援にとどまり、地上部隊の派遣はしないと強調した。
オバマ米大統領はISIS壊滅作戦で有志連合の構築を進めており、オランド大統領は米国に同調し空爆に加わる考えを表明していた。